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1.コロニアル
- 昨今の住宅に最も使用されている屋根材です。 コロニアル(スレート)はセメントと繊維をまぜ合わせた厚さ5mm程度の平たい板です。メーカーによって様々な呼び方があり、化粧スレート・カラーベスト・またはスレート瓦などがあります。
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2.和(陶器)瓦
- 住宅の屋根でもっともポピュラーな屋根材と言える和(陶器)瓦。耐久性は屋根材の中で一番長持ちする屋根材ですが、重量や耐震性の問題で使用することが減少しています。 注意点としては、リフォームの際は防水紙を必ず新しくしましょう。
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3.トタン屋根
- トタン屋根は金属屋根の一種で、正式名称は亜鉛めっき鋼板葺きといいます。 現在主流のスレート屋根などがなかった時代に、材料が安く施工期間も短いため、1950年代の高度経済成長期に多く施工されました。
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4.セメント瓦
- 和瓦が陶器に対し、セメント瓦はセメント製で、瓦の中では軽量になります。 経年劣化により塗膜の剥がれが進んでしまうと素材のセメントも早く傷んでしまいます。
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5.ガルバリウム
- ガルバリウムはセメントで形状した屋根瓦です。耐久性・耐熱性にすぐれており金属素材なので軽量です。 従来のガルバリウムに比べ近年のガルバリウムは改良されていて、防音性や断熱にも優れています。リフォームの際は下地まで腐食しているかもしれませんので使用している鋼板にもよりますが目安は10年となります。
塗装工事では実際に下記で
ご説明する塗料を使用しています。
それぞれの塗料によって
特徴が違います!
ご要望にあった塗料を
お選びください。
シリコン塗料とは、一般的にアクリル樹脂にシロキサン結合を持たせた特殊な重合体の塗料の事で、価格と性能、見た目のバランスがとれた塗料です。
- 1.耐久性、耐熱性に優れている
- 2.紫外線に強く、防汚・防カビ・防藻性能が高い
- 3.耐久性と価格のコストパフォーマンスが良い
塗膜劣化の主な原因は紫外線です。塗膜はその光エネルギーによって分解され、ラジカルを発生します。 このラジカル反応は塗膜内の樹脂を破壊し劣化を促進させます。
ラジカル塗料はこのラジカルを封じ込める「ラジカル制御」技術により塗膜の劣化を抑制して耐候性を高めた塗料です。
- 1.シリコン塗料よりコストパフォーマンスがよく、効果も高い。
- 2.色つやが長持ち
- 3.チョーキング現象が出にくい
フッ素塗料はフッ素系の合成樹脂を主成分としてる塗料で4つの分類(アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素)の中では一番グレードの高い塗料です。撥水性が高いシリコン塗料は汚れが付きにくいと言われていますが、
フッ素塗料は撥水性ではなく親水性と言って、塗膜の間に水が入ることで汚れを流して落とすのが特徴的です。親水性によって汚れがつきにくい事、耐用年数の長さで注目されている塗料です。
- 1.価格は高いが耐用年数が長い
- 2.塗り替えサイクルを長くしたいビルや、橋梁に使われることが多いが、近年は一般住宅でも使用する人が増えた
- 3.耐熱性・耐寒性・低摩擦性・不燃性・防汚性など数多くの機能を持つ
遮熱塗料は高日射反射率塗料とも呼ばれ、太陽光のうち近赤外線領域の光線を高反射することにより塗膜ならびに躯体の温度上昇を抑制することのできる塗料です。
建物の屋根、外壁に塗装することで室内温度の上昇を抑制し、室内環境の向上と共に躯体の熱劣化を抑制する効果等の期待から近年注目されるようになってきました。
- 1.太陽光の熱を反射して、室内の温度を下げる
- 2.夏は涼しい住空間を作り、省エネ・節電ができる
- 3.シリコン塗料よりも少しだけ金額が上がるが、耐久性が高い
- 4.自治体により施工費用の補助あり
遮熱塗料が熱の原因となる赤外線を反射することにより、表面に受ける赤外線量を減少させ、表面温度の上昇を妨げることが目的の塗料であるのに対し、一方の断熱塗料は、そのような遮熱塗料が持っている特徴は無く、
熱を断つ(遮断する)ことが出来る特徴を持った塗料です。 塗膜表面の温度は時間が経過するにつれ、内部に進行していきます(熱の伝導)。この進行する熱(伝導熱)を、遮断することが出来る塗料が断熱塗料です。
- 1.高耐久で断熱、遮熱機能を併せ持つ
- 2.冬暖かく夏涼しい、一年中快適な環境を作る
- 3.省エネ・節電で環境問題にも易しい
- 4.高機能・高品質なため、価格が高い
- 5.自治体により施工費用の補助あり
外壁、屋根以外に木部や軒天、破風板等も一緒に塗る場合は、外壁だけを先行したり、天気によっては軒天に手を付けたりと段取りは日々変わりますが、大まかな工程の基本的な流れとなります。
塗料の種類にもよりますが、2~3回は塗装する必要があります。 基本的には「下塗り」「中塗り」「仕上げ塗り」の3工程になり、乾燥時間や塗料の量などしっかり守って綺麗に仕上がるように塗装していきます。 屋根の割れがあった場合には必ず補修してから工事をしています。
カバー工法工事では実際に下記で
ご説明する屋根材を使用しています。
それぞれの屋根材によって
特徴が違います!
ご要望にあった
屋根材をお選び
ください。
ガルバリウム鋼板は、ここ5年ほどの間で流行っている、外壁材と屋根材に使用されている金属板です。
ガルバリウム鋼板は、アルミ55%+亜鉛43.4%+シリコン1.6%でのアルミ亜鉛合金めっき鋼板と呼ばれる物です。屋根に使用される事が多く、新築の屋根と言えばガルバリウム鋼板という位多いのが特徴です。
- 1.他の屋根材料に比べて非常に軽量です。
- 2.今のスレート材料のように材料の製造不良等が殆どない 安定した材料です。
海外では一般的な屋根材の「アスファルトシングル」。他の屋根材にはないメリットがあることから、アスファルトシングル材葺の新築一戸建てを検討している方や、既存の屋根材をアスファルトシングルにリフォームする方も、
日本では建築基準法の改正によって使用することが認められたため、マンションや戸建て住宅の屋根に使われるようになりました。
- 1.原油の一番重い成分を不燃布に浸透させ、いろいろ保護材を 幾層にした材料。
- 2.表面は凸凹していますので、ジンカリウム鋼板のように雨音は しない材料になります。価格はガルバリウム鋼板とほぼ同じです。
劣化状況が酷いと葺き替えもしくはこちらのカバー工法という工事が有効になります。 当然ながら屋根は外壁に比較して紫外線や風雨にさらされるため劣化の進行が速く進みます。そのため長期的な視野で考えるとカバー工法が経済的になることもございます。
カバー工法工事は既存屋根の撤去が不要になり、外観のイメージを変えることが出来ます。今までの色と変えることで雰囲気が変わってきます。 既存の屋根材の上から被せているため、断熱機能・防水機能が金属製の瓦単品以上の効果が期待できます。
葺き替え工事では実際に下記で
ご説明する屋根材を使用しています。
それぞれの屋根材によって
特徴が違います!
ご要望にあった
屋根材をお選び
ください。
スレートやカラーベストといった呼ばれ方をすることもあります。1㎡あたり重さは約20kgで瓦の3分の1なので、耐震性をアップすることが出来ます。
建物の耐震性が重要視されるようになり、比較的軽量のコロニアルが多く使われるようになりました。現在では一番使用されている屋根材になります。 コロニアルの耐用年数は約30年と長いのが特徴の一つでもあります。 また、コストも抑えられることができ経済面でのメリットもあります。
- 1.他の屋根材料に比べて非常に軽量です。
- 2.今のスレート材のように材料の製造不良等が殆どない 安定した材料です。
従来のガルバ鋼板を超える高い耐久性と遮断・断熱のWパワーで快適な空間を実現しました。 弊社で使用しているスーパーガルテクトは1㎡あたり5kgで、コロニアルに比べ約4分の1、和瓦に比べて
約10分の1と超軽量です。めっきに含まれる亜鉛、アルミニウム、マグネシウムは最もバランスよく機能する組成となっていて、特に厳しい腐食条件下でより優れた耐久性を発揮します。また、一般的なガルバリウム鋼板に比べめっきの付着量が多く、鋼板断面を比較してもめっき層が厚いことがわかります。 このため、鉄をサビから守り高い耐久性を発揮します。
- 1.長期に渡り、メンテナンスが不要
- 2.住宅屋根用化粧スレートに比べると、その差は約マイナス10度。 大きな遮熱効果が発揮されます。
- 3.超軽量のため、建物にかかる負担が軽減されます。地震時の 「割れ」の心配がありません。
横暖ルーフは1㎡あたり約5kgの超軽量で、地震の揺れを軽減、耐震性能は約30%もアップします。断熱性能に優れた構造になっていて、遮熱機能付きの塗装高耐食GLめっき鋼板の表面材、
硬質ウレタンフォームの断熱材、丈夫なアルミラミネート加工紙が輻射熱を反射する裏面材の3層構造になっています。夏は涼しく、冬は暖かい、一年を通じて快適な生活環境を実現します。
- 1.スーパーガルバリウム鋼板製なので非常に高い耐久性を誇ります。
- 2.軽量でカバー工事に最適。軽量でも遮音性能・防火性能・ 防水性能・施工性能はバッチリです。
- 3.優れたデザイン性。豊富なカラーバリエーションで選べる デザイン性も強みです。金属素材とは思えない、質感と立体感の ある仕上がりもメリットです。
リッジウェイはコロニアルの約2分の1、和瓦の約4分の1と軽量のため建物への負担が少なく、割れ・剥がれによる地震時の落下を低減します。
従来の瓦と比べ工期が短く材料コストも低いため、初期費用が抑えられます。また、メンテナンスなどのランニングコストも低費用で行えます。 柔らかく割れにくい素材なので、落下物などによって屋根材が割れるという心配はありません。また、弾性アスファルト基材が衝撃を吸収するので、雨風の音も軽減します。リッジウェイは、硝子繊維補強されたアスファルト基材が2層構造となっていて、1層目の1部をくし形にカットすることで、2層目が表れるデザインにしてあります。 このデザインが段差を生み、陰影がある重厚感を醸し出します。
- 1.美しい。個性豊かで深みのある表情を屋根に与えます。
- 2.軽い。建物への負担が少なく耐震性に優れています。
- 3.屋根飛び火試験認定品(DR-0826〈木造〉他)
- 4.防水性。水分を含まず釘穴シール性にも優れています。
- 5.耐風性。標準仕様実験(風速38m/s)、強風仕様実験 (風速46m/s)でも浮き剥がれの現象は起きず、 高い耐風性能が実証されています。
- 6.耐衝撃性能。柔らかく割れにくい素材ですので、踏み歩きや 落下物等によって屋根材が割れるという心配は無用です。
屋根の葺き替え工事は、屋根材の劣化が進んできて雨漏りなど屋根材の内部まで劣化が進んでしまった場合の屋根リフォーム工事です。一般的な屋根葺き替えのタイミングは、雨漏りが発生して防水シートや野地板の劣化が進んでしまい塗装工事やカバー工法(重ね葺き工事)で対応できない場合です。
屋根の葺き替えは屋根材とともに下地である野地板や防水シートも全て新しく取り換えるため、屋根の機能が新しくなります。つまり、建物を風から守る機能がよみがえり、家自体の寿命を延ばすことができます。 スレート屋根や金属などの軽い素材の屋根材に取り換えることで、建物への負担が少なくなります。